たじまで農業

活動レポート

朝倉さんしょ 生産、加工、販売が強力タッグ

2013.03.01
 兵庫県但馬産の「朝倉さんしょ」を活用した地域の食文化の振興と地域の活性化を目的とした「兵庫県但馬朝倉さんしょ食の匠推進協議会」が、2月28日に発足しました。協議会員はイオンリテール㈱と養父市、朝倉さんしょ加工部会、JAたじま朝倉さんしょ部会、JAたじま。

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趣意書を締結し、笑顔で記念撮影に応じる関係者(養父市八鹿町朝倉、JAたじま総合営農センターで撮影)

 朝倉さんしょは養父市八鹿町が原産の実サンショウで、大きい果房と粒、高い芳香とまろやかな辛みが特徴。これまで、JAと行政が協力してブランド化に取り組んできました。協議会の設立によって生産・加工・販売の体制が整うことで、販売力の強化が見込まれます。兵庫県内を中心とした同社の店舗では朝倉さんしょを使った惣菜を、ポータルサイトでは佃煮を但馬産米などとセットで販売します。JAたじま朝倉さんしょ部会の福井悦雄部会長は、「部会員に生産拡大を呼びかけてきたが、供給過多になることが心配だった。大きな販売先を確保できたことで、栽培に一層の力が入る」と意気込んでいます。

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締結趣意書に署名する福井部会長(右)