たじまで農業

活動レポート

生産意欲と技術の向上を目指し、生産者大会を開催

2013.07.03

130702azuki0.jpg 美方郡の特産「美方大納言小豆」の生産者でつくる美方大納言小豆生産組合は7月2日、新温泉町文化体育館夢ホールで生産者大会を開きました。生産者、行政やJAの関係者など約60人が参加し、昨年の生産を振り返り、課題と対策を学びました。

 

 同組合は、平成24年3月に設立。古くから美方郡内で生産されている美方大納言を、生産者と行政やJAなどが連携し、ブランド化を進めています。平成25年度は生産者200人、作付面積17ha、出荷量15tを目指します。大会は、生産者の生産意欲や技術の向上につなげることを目的に初めて開きました。

 

  

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 栽培の要点について、村岡営農生活センターの担当者が昨年の課題を整理し、その対策を説明しました。昨年度の出荷量は、計画より少ない9.5t。収量が減った原因として、7月の播種時期の干ばつにより土壌の水分が不足したため、発芽しなかったものが多くありました。対策として、播種後は5~8cmと深めに土を被せること。また多く収穫するためには、栽培暦に沿って、播種や土寄せ、防除などを適期に行うことが大事だと呼びかけました。このほか、県立農業技術センターの職員や他産地の生産者による講演もありました。

 

 同組合の長谷坂栄治組合長は、「美方大納言をブランド化したい。そのためにはある程度の量が必要。仲間と一人当たりの収量を増やすことが重要」と話していました。

 

24年度183人だった生産者は、6月28日現在で196人となっています。