たじまで農業

活動レポート

生協職員が稲刈り体験 生産者と交流深める

2013.09.12

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 JAたじまのつちかおり米協議会は9月9日、生活協同組合コープこうべの職員と産地交流会を開き、対話会や稲刈り体験を通じて交流を深めました。交流会には、コープこうべ職員のほか、JA全農兵庫やJAたじま職員など約60人が参加しました。

 

 同米は、環境に優しく食味が良いお米がほしいという組合員の要望から、コープこうべと生産者が契約し、1988年から栽培を始めました。農薬や化学肥料の使用を慣行栽培の半分以下に抑えて栽培する特別栽培のコシヒカリで、平成25年度は488人が約300㌶で栽培しています。

 

130909tutikaori2.jpg 交流会は、コープこうべの職員が農作業体験や生産者との交流を通じて、産地や生産者の思いを組合員に伝えるために毎年開催しています。

 参加した職員らは、豊岡市日高町にある同米の生産ほ場で、生産者に鎌の使い方を教わりながら稲を刈り取りました。コンバインの試乗もあり、慣れない操作にとまどいながらも、生産者と一緒に収穫の秋を楽しみました。

 

130909tutikaori1.jpg またこの日、同米の理解をより深めるために、同米の育つ環境や平成25年度の生育状況についての研修を今年新たに実施。生産者を交えた対話会もあり、参加者は、生産者の苦労や喜びを組合員に伝えようと熱心に聞き入っていました。

 

 同生協の協同購入センター須磨の板井和彦さんは、「稲刈りを体験したり生産者の方と対話したりして、栽培の大変さやこだわりを知ることができた。こうした思いを組合員に伝えていきたい」と話していました。同協議会の白箸卓美会長は、「つちかおり米は、但馬の特別栽培米の中でも特に歴史のあるお米。これからも継続して良質な米づくりに取り組み、理解者を増やしていきたい」と意気込んでいました。