ネギ栽培は育苗が大切 実演会を開催
軟白ねぎ生産者組合は2月18日、白ネギの播種時期を前に、育苗講習会を温泉営農生活センターで開きました。10人の生産者が参加し、チェーンポットでの育苗方法について学びました。
同組合は、郡内の生産者12人が約145aで同ネギを生産しています。4月初旬に播種、5月下旬に定植、10月中旬から収穫が始まります。同組合では、生産規模を拡大しようと省力化を図り、「ひっぱりくん」を導入しています。ひっぱりくんは、数珠状に連結した紙製の鉢・チェーンポット専用の簡易移植機。ネギの出来栄えは、2ヶ月間の育苗で左右されます。平成25年度は、密植や苗箱内の加湿などによる生育不良が見られました。
講習会では、メーカーの担当者が播種を実演。密植を改善するために穴の数が多いチェーンポットや、水はけの良い根止用育苗下敷紙を紹介しながら、培土の入れ方、播種穴の開け方、水管理方法を説明しました。
尾﨑嘉孝組合長は、「いいネギを作るためには育苗が一番大切。実演会を初めて開いたが、参加者からは活発に質問が出ていて、いい研修会だった。5月には定植の実演会も開きたい」と話していました。