たじまで農業

活動レポート

美方大納言小豆を使ったお菓子など、ずらり

2014.02.25

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 美方郡の特産「美方大納言小豆」のブランド化を推進する組織「チーム美方ルビー」は2月21日、同小豆を材料に使った新商品、試作品の発表会を新温泉町民センターで開きました。菓子店など但馬内の16業者・団体が26点を出品し、商品化を目指して意見を交わしました。

 

 同小豆は、古くから美方郡内で栽培され、一般的な小豆に比べ、粒が大きく煮崩れしにくい。また種皮がルビーを思わせる鮮やかな赤色をしているのが特長です。同チームは、小豆の生産者と加工、販売、流通業者が連携し、小豆の商品開発と販売促進に取り組むため、昨年11月に設立。発表会は、JAたじまの美方大納言小豆生産組合や菓子製造業者、商工業者、行政、JAなどでつくる同チームが、小豆のPRと消費拡大を目的に初めて企画しました。

 

 発表会には、ようかんや大福などの和菓子、ロールケーキやシュークリームなどの洋菓子、赤飯の素、うどんなど同小豆を使った作品がずらりと並びました。事業者らは、お互いの作品を試食し、感想を述べ合いました。

 

 香美町香住区出身の料理研究家・杉立宏子さん(加古川市)は、「どれもおいしい。でも、ルビー色を活かしたり、小豆の粒をそのまま使ったり、見た目でも美方大納言が主役になるように、もう一ひねりすればもっといいものができる」と講評。同組合の長谷坂栄治組合長は、「小豆でさまざまな商品になる。自分たちが栽培した小豆が商品になるまでの過程を知ることで、生産意欲が高まる」と話していました。