たじまで農業

活動レポート

香住二十世紀ナシ査定会 玉太り十分、甘みは好天に期待

2014.08.22

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 香住果樹園芸組合は8月21日、香美町香住区の特産「二十世紀」ナシの出荷を前に、今季の出来栄えを確かめる品位査定会を香住支店で開きました。7月までの雨不足の影響が心配されましたが、8月の雨で果実の肥大が進み、出来は平年並み。査定会を終えて、今季の初出荷を8月31日としました。

 査定会には30戸の生産者が約100個のナシを出品。香住営農生活センターと新温泉農業改良普及センターの職員が、ナシを一つずつ手に取り、玉太りや糖度などを調べました。平均糖度は9.3度、平均果重は316.7gという結果でした。糖度は日照不足により昨年をやや下回ったものの、重さは昨年を上回りました。 

 同組合の谷脇一正さんは、「8月半ばの雨で十分に大きくなった。初出荷まであと10日余り。これから好天が続けば甘さものってくるだろう」と話していました。

 香住区は県内一のナシ産地。町内のナシ生産者で構成する同組合の60戸の農家が二十世紀を中心に約20haで栽培しています。昨年度は約150tを京阪神の市場や贈答用として出荷。今季は約180tの出荷を目指します。