たじまで農業

活動レポート

住民らが生田神社へ納めるしめ縄作り

2014.11.04

141031simenawa.jpg JAたじま管内の豊岡市但東町薬王寺で、生田神社(神戸市中央区)に飾るしめ縄作りが始まりました。地域の住民ら10人が集まって縄をない、12月下旬までに、長さや太さが様々なしめ縄50本を作成します。

 同地域では平成20年から、生田神社で門松の代わりとして飾られる杉盛を納めています。もともと、生田神社にしめ縄を納めていた地域が高齢化によりしめ縄を作れなくなったため、平成24年からは杉盛に加えて、水稲の栽培が盛んな同地域の稲わらを利用して、しめ縄の作成を始めました。作成するしめ縄は、本社や御旅所など飾る場所に応じて、直径23cmの太いものや、長さが30mの細縄など様々。住民らは8月末から9月の稲刈り後、稲を稲木に干して乾燥させ、10月からは週に1回程度集まり、全員で試行錯誤しながら作業を進めています。完成したしめ縄は、12月25日に生田神社へ納める予定です。

 作業に参加する植田安雄さんは、「都市部とのつながりが持てるだけでなく、集まって作業することで地域の仲間意識が強まる。他の地域から見学に来る人もいるなど、しめ縄作りを通じて様々な交流ができて嬉しい」と話していました。