たじまで農業

活動レポート

黒大豆の新たな乾燥施設の稼働で生産拡大目指す

2014.11.06

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 JAたじまは11月8日から、朝来市和田山町枚田に新しく建設した黒大豆の乾燥施設の稼働を始めます。

 

 同JAでは、平成26年から平成28年の地域営農振興方針のひとつとして、特産品目の生産拡大を掲げています。朝来市の特産として同市内約60haで栽培する丹波黒大豆は、これまで同JAの乾燥施設を共同利用して作業、出荷していましたが、出荷までの乾燥期間の短縮と今後の栽培面積の拡大を目的に乾燥施設を増強。新たな施設の稼働により乾燥能力を向上し、更なる生産の拡大と組合員の手取りを重視した販売戦略を展開します。

 

 新設した施設は、鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は646.00㎡。1度に約15a分の黒大豆を収容できる乾燥機を29基設置し、既存の乾燥機41基と合わせて、1度に約10ha分の乾燥が可能となります。これまでに比べて乾燥までの処理日数が短く済むため、受益面積の拡大が見込めます。

 

 11月5日には、竣工式を開いて同施設の工事の完了を祝い、同JAの金子洋一組合長らがテープカットを行いました。生産者、行政、施工業者、JA全農兵庫や同JA役職員などの関係者約30人が出席しました。金子組合長は、「組合員の所得向上と産地の振興に貢献できるように、部会員は自分たちの施設として有効に活用してほしい」と話していました。