たじまで農業

活動レポート

更なる食味の向上へ 総会で意思を統一

2015.04.30

150427jamon.jpg JAたじま蛇紋岩米部会は4月27日、総合営農センターで総会を開き、平成27年度の活動を全員で確認しました。総会には、部会員とJA職員合わせて約30人が出席。食味や土壌を分析し、それぞれのほ場の条件に合った施肥、栽培方法を検討したり、米の食味ランキングで「特A」の評価を受けている産地を視察したりして他産地の情報を集めて栽培に反映させ、食味の更なる向上を目指します。また、取引先の株式会社良品計画の社員と一緒に、田植えや稲刈りを通じて産地を知ってもらうことで、消費者へのPRにつなげます。

 

 同部会では26年度、87人の生産者が33.7haで蛇紋岩米を栽培し、108.6tを出荷。27年度は88人が34.6haで栽培し、111tの出荷を目指します。

 太田豊部会長はあいさつで、「環太平洋連携協定(TPP)や農業特区について、われわれ農家には不透明な部分があり不安は大きい。しかし、あくまでも消費者のために、部会員と関係機関が協力して、より良質でおいしいお米を作っていこう」と呼び掛けました。

 

 蛇紋岩米は、マグネシウムを多く含む蛇紋岩地帯で栽培されたコシヒカリ。昨年産米の1等級比率は100%を記録しました。同部会が毎年行う食味検査では、タンパク質やアミロース含量が低く、高い食味値となっています。