たじまで農業

活動レポート

高原有機野菜の出荷始まる

2015.05.18

 JAたじまのおおや高原有機野菜部会は5月15日、今季の軟弱野菜の出荷を始めました。初出荷のこの日は、ホウレンソウ96kgを出荷。春先の少雨や日照不足が生育に影響し、平年より約1週間遅い初出荷となりました。

 

 同部会では9人の生産者が、標高500~600mの冷涼で昼夜の気温差が大きい大屋高原で雨よけ施設約300棟を使い、ホウレンソウやミズナなどの軟弱野菜を有機栽培しています。出荷は12月までで、全量JAを通じてコープこうべへ出荷します。

 NECソリューションイノベータ株式会社と協力し、タブレット端末を利用した野菜の集出荷を管理するシステムを使った効率化にも取り組んでいます。

 

 15日に開いた初出荷式には、取引先の生活協同組合コープこうべの職員、部会員、行政関係者、JAたじま役職員ら40人が出席し、同部会の初出荷を祝いました。JAたじまの友田達也常務は、「生産者の所得の向上を目指し、関係機関と連携してしっかり支援していく」とあいさつ。

 同部会の金谷智之部会長は、「施設の老朽化や後継者不足など課題は多いが、関係者が協力し、食の安全安心や生産・流通の一貫性といった強みをいかして、農業を継続できる産地にしていきたい」と意気込んでいました。

 

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参加者らはホウレンソウの収穫を体験しました