たじまで農業

活動レポート

朝倉さんしょ出荷始まる 質・量ともに上々

2015.05.22

150521sansyo.jpg丁寧に朝倉さんしょを収穫する福井悦雄部会長

 

 JAたじま朝倉さんしょ部会は5月21日、実サンショウ「朝倉さんしょ」の今季の出荷を始めました。今季は遅霜の被害がなく、5月上旬の実が肥大する時期に適度な雨が降ったため、作柄は上々。出荷の時期は平年並みです。収穫は6月上旬まで続き、JAたじまでは約7.5tの出荷を見込んでいます。京阪神の市場へ出荷するほか、JAが冷凍したり佃煮に加工したりして販売します。

 初出荷のこの日は、収穫したての実サンショウ約200kgが八鹿営農生活センターに持ち込まれました。サンショウの爽やかな香りが辺りに広がる中、JA職員が持ち込まれたサンショウを丁寧に計量、選果、箱詰めしました。

 同部会の福井悦雄部会長は、「新梢の伸びを良くし粒や房を大きくするために3月の中下旬に行った剪定が良く、朝倉さんしょの特長が強く出ている。好天と適度な雨で、これからは量も期待できる」と話していました。

 

 同部会が栽培する朝倉さんしょは、養父市八鹿町朝倉が発祥の地とされています。他のサンショウに比べて粒や房が大きく、香り高いのが特長。同部会では、平成27年度、但馬全域で430人が約8,600本を栽培します。毎年、苗木を約2,000本新植して生産の基盤を広げ、枯れにくい優良な苗木の販売、講習会の定期的な実施、料理コンテストの開催や加工品の開発などで、ブランド化に取り組んでいます。