田植えから稲刈りまでをともに体験
つちかおり米協議会は9月19日、特別栽培米「つちかおり米」(コシヒカリ)の消費者と稲刈りをして交流しました。同米を取り扱う生活協同組合コープこうべ主催の「親子で米作り体験」という企画で、田植えや生き物調査にも訪れた神戸や姫路の生協組合員約70人が参加しました。
稲刈りは、5月に田植え、6月に生き物調査を行った香美町村岡区森脇の田んぼで実施。JA職員が鎌の使い方や稲刈りの仕方を説明したあと、参加者は生産者と一緒にたわわに実った稲を一株ずつ丁寧に刈り、稲刈りを楽しみました。加古川から家族4人で参加した男性は、「子どもがお米に興味を持っていたので応募した。これまでの体験を通して、お米をつくる大変さを実感。これまで以上にお米を大切に思っていただきます」と話していました。
同協議会の杉岡富之副会長は、「消費者の皆さんと作業したり、会話することがお米づくりの励みになる。体験したことを思い出しながら味わって食べてほしい」と話しました。
同米は、生協との契約栽培米で、農薬や化学肥料の使用を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米。今年度は但馬全域で442人が約276haで栽培しています。