たじまで農業

活動レポート

新米をお届け みかた棚田米出荷式

2015.10.06

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 みかた棚田米生産部会は10月5日、平成27年産米の出荷式を温泉ライスセンターで開きました。同部会員が、JA役職員やJA全農兵庫、行政などの関係者らと一緒に新米の出荷を祝いました。

 同米は、きれいな水と良質な土壌、昼夜の気温差など良食味米に適した産地環境を生かして栽培したコシヒカリ。同部会では、302人の生産者が約100haで栽培しています。今年は、刈り取り時期に長雨が続いたことから、刈り取り遅れや倒伏が一部見られましたが、品質は良好。お米の品質を表す等級では、生産者がJAに出荷した同米の97%以上が1等に評価されました。9月末時点での出荷量は約226t。この日は3.9tを出荷し、ほとんどが県内のスーパーなどの店頭に並びます。

 式では、JA全農兵庫職員が県内の水稲作柄や米穀情勢について報告。出席者全員で、新米を積んだトラックを万歳三唱で見送りました。また、新米のおにぎりを試食して秋の実りを堪能しました。

 同部会の吉田増夫部会長は、「今年は日照不足による生育遅れなど心配したが、無事に良質な新米を消費者に届けられて嬉しい。多くの人に味わってもらいたい」と話していました。