たじまで農業

活動レポート

軟白ねぎ出荷本格化 昨年並み出荷目指す

2015.10.30

151029nanpakunegi.jpg 軟白ねぎ生産者組合が栽培する白ネギ「軟白ねぎ」の出荷が本格化しています。今季は、10月頭の爆弾低気圧による風害や、同月後半に雨が少なかったことから生育が鈍く、これまでの出荷量はやや少なめですが、品質は平年並み。JAの担当者は、11月に入り気温が下がってくると生育が良くなり、出荷量が増えてくると見込んでいます。出荷は11月末まで続き、JAを通じて神戸の市場と生活協同組合コープこうべに出荷します。

 軟白ねぎは、白根から青葉まで余すところなく食べられるのが特長です。同組合では、美方郡内の生産者13人が1.8haで同ネギを栽培しています。昨年は約25tを出荷し、今年も昨年並みの出荷を目指します。

 美方郡新温泉町にある標高約400mの二尾山で、約15aで軟白ねぎを生産する野田章仁さんは10月30日、65ケース(1ケース3.5kg)を出荷しました。野田さんは、「白根を伸ばすための土寄せ作業が大変だったが生育は順調で、根が良く太った良質なネギができた。柔らかくて甘みがあるので、そのまま焼いて味わってみてほしい」と話していました。