たじまで農業

活動レポート

農業と自然環境のつながりを考える セミナー開催

2015.11.25

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 JAたじまと行政などで組織する但馬広域営農団地運営協議会は11月20日、兵庫県立但馬長寿の郷(養父市八鹿町国木)で但馬地域農業活性化セミナーを開き、但馬地域の3市2町から5人が事例発表を行いました。セミナーには農家や行政関係者、JA役職員ら213人が参加しました。

 セミナーは但馬の農業の振興と活性化が目的で、毎年テーマを変えて開催しています。今回のテーマ「環境創造型農業を推進する!!」は、消費者からの但馬産の農産物への支持を得るため、化学肥料や農薬の使用を減らすなど自然環境に配慮した農業の取り組みを広げることがねらい。アイガモ農法で米を栽培し、「環境保全型農業で生きた23年と今後」と題して事例を発表した農事組合法人アイガモの谷口代表理事の谷口正友さんは、参加者から消費者の反応を尋ねられると、「自然環境を大切にしていることを消費者にしっかりと伝えれば、価格も納得してもらえる」と答えていました。
 セミナーではこのほか、福岡県糸島市の農家、宇根豊さんから「自然を生産する環境保全型農業は可能か」と題した講演があり、参加者は熱心に聞き入っていました。