たじまで農業

活動レポート

オール1等米へ意識高める

2016.01.26

 浜坂兵庫北錦生産部会は1月19日、浜坂支店で第12回の定期総会を開き、より良質な酒造好適米「兵庫北錦」の生産に取り組むことを決めました。オール1等米を目指すことや、契約先に良質な米を届けることなどを掲げた部会のスローガンを全員で唱和し、来年度の栽培に向けて意識を高めました。

 同米は大粒で心白が大きいのが特徴。同部会では平成27年度、美方郡新温泉町浜坂地域の生産者78人が約34haで同米を栽培しました。8月からの気温が低く品質が心配されましたが、1等米の比率は99.1%と昨年度を2.3ポイント上回りました。28年度は視察研修での情報交換や現地講習会などを開き、栽培技術の向上や、一層良質な酒米の生産に取り組みます。

IMG_3108.jpg 総会には、部会員、行政やJA役職員ら約50人が出席。同部会の坂本凱章会長が、「兵庫北錦の栽培面積は、県内で浜坂地域が最も大きい。浜坂産の兵庫北錦の生産に誇りを持ち、生産者とJAが一丸となって生産に取り組んでいこう」とあいさつしました。JA全農兵庫の職員が、清酒輸出数量が増加傾向にあるなどの酒造用米穀をめぐる情勢を報告。また、独立行政法人酒類総合研究所醸造技術基盤研究部門の研究員から「酒造用原料米の酒造適性」と題して、気温とデンプンの性質などについて研究結果の講演があり、参加者らは熱心に聞き入っていました。