たじまで農業

活動レポート

みんなで品質の良いトマト苗を作ろう

2016.02.03

160130tomato1.jpg 豊岡そ菜部トマト委員会は、共同によるトマトの育苗作業の真っ最中。品質の良い苗を安定的に供給することを目的に、土作り、播種、接木の作業を毎年この時期に会員で行っています。

 豊岡市内のトマト生産者で構成する同委員会の11人が約2haで「桃太郎」シリーズを主に生産。今年度は、地元や神戸の市場などへ昨年度並の100tを出荷しました。

 12月22日に土作りをしたあと、時期をずらし4回に分けて播種。1月30日にはたじま野菜育苗センターで2回目の接木を行いました。接木は、品質と食味の良い品種の穂木を、病気に強い台木に接木することで、品質と食味が良く病気に強い苗を作るために行います。今年度は耐病性の高い新たな品種も試験的に取り入れます。会員は、台木1本ずつにチューブ状の支持具を取り付け、上から穂木を丁寧に差し込んでいきました。

 西浦勝治委員長は、「苗作りは重要な作業。品質の良い苗を作り、高品質なトマトを出荷したい」と話します。

 接木した苗の活着を促すために専用の機械で3日間、温度や湿度を管理します。その後それぞれが持ち帰り3月から4月にかけてハウスに定植する予定です。