たじまで農業

活動レポート

剪定しっかり学んで正しく生産者に伝えよう

2016.03.03

 JAたじまは2月29日、各営農生活センターの営農相談員らを対象に「朝倉さんしょ」の剪定講習会を開きました。朝倉さんしょの担当者ら7人が、座学と実習で朝倉さんしょの剪定の方法を学びました。

 通常、朝倉さんしょは、剪定しなければ新梢の伸びは10~20cm程度。無剪定だと剪定した木より着房数は多いですが大きい房が少ないため、収穫に手間がかかる上に収量は少なくなります。そのため、JAたじま朝倉さんしょ部会では、着果負担を減らし残った芽に大きい房と果実を着けることや病害虫の発生を減らすことを目的に、各支部で講習会を開き、適度な剪定を呼び掛けています。

 今回の講習会は、各支部で開く剪定の講習会で、担当者が栽培に関する生産者の疑問や相談に適切に対応できる知識と技術を身につけるために実施。収量の増減に影響する大切な剪定に関して、確かな知識と技術を担当者が学び、生産者に正しく伝えることで収量増を目指します。

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 兵庫県立農林水産技術総合センター農業技術センター農産園芸部の真野隆司さん(写真左)を講師に、担当者らは、総合営農センターで、朝倉さんしょの栽培管理、気候や病害虫などへの対策、剪定の方法などを学習。同部会の福井悦雄部会長のほ場で、真野さんに樹形の整え方や剪定のこつを教わりながら実際に剪定しました。

 今年度から担当する職員は、「自身が学んだことを実際に剪定して確かめられた。生産者にしっかりと伝えて良質な朝倉さんしょの収量を増やし、農家所得の向上に貢献したい」と意気込んでいました。