たじまで農業

活動レポート

生育順調 豊岡産トマト出荷始まる

2016.05.25

160525tomato1.jpg 豊岡市で生産する「豊岡トマト」の今季の出荷が始まりました。3月上旬から4月中旬にかけて定植した後、適度な雨と好天に恵まれて順調に生育。初出荷時期は平年並みで、5月25日に100kgを豊岡の市場に出荷しました。出荷は6月中旬から7月中旬ごろが最盛期で、8月中旬まで続きます。

 豊岡市内のトマト生産者でつくる豊岡そ菜部トマト委員会では、11人が約1.8haで栽培しています。主な品種は、大玉の桃色系で果実がしっかりした「桃太郎」シリーズ。地元や神戸の市場の他、ハンバーガーチェーン「モスバーガー」などを展開する㈱モスフードサービスやファミリーレストランを経営する㈱サイゼリアにも出荷しています。平年並みの100tの出荷を目指します。

 同委員会で最も多い6,000本を35aで栽培する西沢泰裕さんはトマトを作り始めて30年以上のベテラン。二人の息子(写真 信弥さんと泰志さん)と栽培に励んでいます。ハウスの中には、トマトの樹がぎっしりと並んでいます。通常まっすぐに吊る誘引を、空間を有効に活用し斜めに誘引することで、実のなる段数の増加と高温による着果不良を減らし、収量の増加を図っています。「最後まで品質が良くおいしいトマトを出荷したい」と西沢さんは話しました。