たじまで農業

活動レポート

神鍋高原キャベツ出荷最盛期

2016.06.16

160614kannabe1.jpg 豊岡市日高町の神鍋高原で、冷涼な気候を利用してつくられる初夏のキャベツ「神鍋高原キャベツ」の出荷が、最盛期を迎えています。生育は順調で平年より1週間ほど早く、6月1日から出荷が始まりました。出荷は 6月末ごろまでで、昨年より30t増の300tを目指します。

 神鍋高原キャベツは、秋に定植し雪の下で越冬させ初夏に収穫します。水はけがよく肥料の保持力が高い火山灰土や昼夜の寒暖差などを生かしてつくられることで、みずみずしくて甘みがありシャキッとした歯応えとなります。

 神鍋高原園芸組合の 22人が5.7haで作付けし、多い日で一日当たり約25tを大阪や神戸、地元の市場に出荷します。ことしの3月には、化学肥料、農薬の使用を慣行栽培より3割以上減らすことで兵庫県認証食品の認定を受けました。

 安岡道弘さん(写真)は息子の利朗さんと約15,000本を栽培しています。午前7時ごろから収穫を始め、自宅に持ち帰ったあとは規格や等級ごとに10段階に分け箱に詰めます。安岡さんは、「春先、気温が高かったこともあり早めに生長した。適度な雨量で大きさもまずまず、病害虫等の被害も少なく品質もいい」と話します。