たじまで農業

活動レポート

真っ白なコーン「シルクコーン」出荷ピーク

2016.07.28

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 絹織物「但馬ちりめん」の産地として栄えていた豊岡市但東町で、絹のように白い果肉のトウモロコシ「シルクコーン」の出荷が最盛期を迎えています。生育は順調で昨年より3日早い7月7日から出荷を始めました。出荷は8月末ごろまでで、昨年の1.2倍の6tを目指します。

 シルクコーンは、純白粒で、甘みが強く、生でも食べられるほど皮が柔らかいのが特徴。地域興しの一環として、名産品だった絹織物にちなみ名付けられたもので平成17年に栽培が始まりました。今年度は但東シルク野菜部会に所属する町内の生産者7人が約140aで生産し、京阪神の市場や地元の直売所を中心に出荷しています。

 今年は6月中旬から下旬にかけてまとまった雨が降り、順調に生育。実入りが良く、1本の重量が300g以上のLサイズの出荷が多いそう。多い日で日量100ケース(1ケース3kg)を出荷します。

 昨年から部会に入った農業生産法人、㈲夢大地は、昨年の約9倍の90aで栽培しています。水分が抜けないように早朝に収穫。規格別にS、M、Lの3段階に分け、箱に詰めて、午前10時までに但東営農生活センターに持ち込みます。同社場長の田中一成さん(写真)は、「天候に恵まれ出来はいい。甘くておいしいシルクコーンをぜひ生で味わってほしい」と話していました。