たじまで農業

活動レポート

軟白ねぎの出荷が始まりました

2016.11.02

161031nanpakunegi.jpg 軟白ねぎ生産者組合は、美方郡内で生産する根深ネギ「軟白ねぎ」の収穫を始めました。

 8月までは順調に生育していたが、9月以降の記録的な日照不足や多雨が影響して生育が鈍化。平年より約2週間遅れた出荷となりました。根の張りが弱く、強風による折れなどもあり、これまでの出荷量は昨年を下回っています。

 JAの担当者は、「気温が下がると甘みが増し、よりおいしい軟白ねぎを届けられる。出荷量は平年より少なくなる見込みだが、高品質の軟白ねぎを出荷したい」と話していました。

 収穫した軟白ねぎは、JAを通じて生活協同組合コープこうべや神戸の市場に出荷します。平年、出荷は11月末までですが、今年は12月以降にも延びそうだと見込んでいます。

 同組合が生産する軟白ねぎは、白根も青葉も余すことなく食べられるのが特長。組合では、美方郡内の生産者14人が、1.8haで栽培しています。地元市場などへの販路拡大に向けて、今季から新たに包装機を導入。作業効率の向上を目指しています。

 尾﨑嘉孝組合長は、「雨が続いたため排水対策が遅れた生産者が多かった。組合として、今後の栽培に向けて産地の気候に合った品種を検討していきたい」と話していました。