品質向上に一層の尽力 総会で確認

180412tanadasoukainaka.jpg JAたじまのみかた棚田米生産部会は平成30年度、水や施肥の管理、病害虫の適期の防除など基本的な作業をより遵守し、「みかた棚田米」のさらなる高品質化を目指します。4月12日に美方郡新温泉町湯の健康福祉センター「すこやか~に」で開いた総会で決議しました。

 同部会は29年度、美方郡内の生産者286人が約90㌶で栽培。大阪や神戸、関東の米穀店やスーパーなどに280㌧出荷しました。昨季は7月中旬以降の長雨や、9月の日照不足の影響で生育が鈍化しましたが、生産者による適切な水管理と適期の刈り取りで、1等米比率は28年度より3.6㌫増の95.6㌫となりました。30年度は一等米比率をさらに高めるため、生産者一人一人が暦に忠実な栽培を励行します。

 総会には、生産者、行政やJAなど関係者らが出席。29年度の事業報告と収支決算報告、30年度の事業計画と収支予算など全3議案を審議し、全て原案通り承認しました。またこの日は、役員の改選もあり、香美町村岡区の天良敬次さんが新しく会長に就任しました。天良会長は、「みかた棚田米は消費者からの評価が高い。消費者の期待に一層応えられるよう、これからも部会員一丸となっておいしいみかた棚田米の栽培に努めていこう」と呼びかけました。