生産基盤強化で出荷増へ 総会で確認

180425hurusatotajimamai.jpg JAたじまのふるさと但馬米振興会は平成30年度、各地区で現地研修会を積極的に行って栽培技術をより高めること、生育状況や栽培管理のポイントなどをまとめた「たより」を発行して情報共有に一層励むこと、声かけによる積極的な仲間づくりに努めます。生産基盤を強化して生産量を増やし、2,100㌧の出荷を目指します。4月25日に本店で開いた総会で決議しました。

 総会には、生産者や株式会社神明、全農兵庫県本部、JAなど関係者ら約40人が出席。29年度の事業報告と収支決算、30年度の事業計画と収支予算など全3議案を審議し、全て原案通り承認しました。同振興会の江尻繁会長は、「ふるさと但馬米を求める消費者の声は大きい。需要に応えるためにも、一袋でも多く数量を確保できるよう、関係機関一丸となって生産基盤の強化に努めていこう」と呼びかけました。

 同振興会は、生産者、JAたじま、㈱神明、全農兵庫県本部で組織。産地交流田での水稲栽培を卸売や販売の担当者が体験し、同米の魅力や生産者の思いを消費者に伝えるなど、「田んぼと食卓との懸け橋」となるよう流通関係者が一体となって同米の普及に努めています。29年度は、生産者約1,100人が但馬全域で栽培。2,000㌧を京阪神の市場に出荷しました。