組織強化と生産基盤の確立目指す 総会を開催

 ふるさと但馬米振興会は4月17日、JAたじま本店で総会を開き、組織の強化と生産基盤の確立に向けて意思を統一しました。総会には、同振興会各支部の役員や、株式会社神明役員、JA全農兵庫、JA役職員ら約40人が出席。各支部を中心とした現地講習会などでの栽培技術の向上、朝来市和田山町に設けた産地交流田を活用した産地のPR活動、販売に則した生産数量の確保に注力し、2,100tの出荷を目指します。

170417hurusato.jpg 総会では、尾﨑市朗組合長が、「但馬産のコシヒカリは関西圏を中心に消費者の需要が高い。食味、品質や収量など、消費者の期待に応えられるよう、JAは農家所得の増やすために生産コストを減らすなどして生産者を支えていく」とあいさつ。㈱神明とJA職員が、全国の米の情勢やふるさと但馬米の出荷、販売状況などを報告しました。

 総会では役員改選を実施。会長には、豊岡市日高町の江尻繁さん(写真)が再任しました。江尻会長は、「振興会の各支部と、JA、流通、販売関係者の結びつきを一層強め、安全、安心でおいしいお米を目指して前進していこう」と呼び掛けました。

 同米は、農薬や化学肥料を慣行の半分に抑えて栽培する特別栽培米「コシヒカリ」。但馬全域で約1,200人の生産者と、JA、流通関係者が一体となって、田んぼと食卓の架け橋となる取り組みを行っています。