コウノトリ育むお米

活動レポート

安全・安心感じて 消費者が稲刈り体験

2014.09.25

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 JAたじまのコウノトリ育むお米生産部会は9月20日、株式会社トーホーストア(本社:神戸市東灘区)が主催する、同米の稲刈り体験ツアーの一行を招いて稲刈りをしました。120通を越える応募者の中から選ばれた25人の消費者が、生産者と一緒に稲刈りを通じて交流しました。

 慣行栽培に比べて農薬や化学肥料を減らし、独自の水管理を行うなどして生物多様性に配慮した同米は、安全で安心な食料品を求める消費者や、自然環境に関心の高い消費者を中心に好評を得ています。同社では、兵庫県内の42店舗で同米を販売し、取扱量は年々増加。平成26年は、約60tを取り扱っています。

140920toho2.jpg 稲刈りは、豊岡市日高町山本のほ場(1ha)で行いました。消費者らは、稲刈り鎌を手にほ場に入り、部会員に鎌の使い方を教わりながら、黄金色に実った稲穂を一株一株刈り取り、実りの秋を楽しみました。神戸市から親子3人で参加した主婦は、「子どもも私も稲刈りは初体験。田んぼにカエルなどの生き物がたくさんいて、環境に配慮したお米だということを改めて感じた」と話していました。

 

 同部会豊岡南部支部の植田稔支部長は、「実際に稲刈りなどの作業を体験することで、産地や日々の食事についての関心を高めてほしい」と話していました。