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暦に沿った栽培を ピーマン新規栽培者講習会で呼びかけ

2013.04.26

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 ピーマン協議会は4月24日と25日、ピーマンの栽培を始めて3年未満の会員を対象に3会場で新規栽培者講習会を開きました。基本的な技術を理解してもらうことが狙いで、合わせて31人の会員が参加し、ほ場の準備から定植までの作業方法を学びました。

 

 但馬地域は、関西で最大級の夏秋ピーマンの産地。約200人のピーマン生産者で組織する同協議会は、昨年11haで栽培し、約630tを出荷しました。25年度は650tを目標にしています。

 

 昨年は、ピーマンの樹1本からとれる収量の協議会での平均が6.3kgでした。7~8kg収穫できるように協議会では、生産者一人ひとりの栽培技術の向上を目指し、現地講習会やほ場巡回などをして、栽培の経験が浅い会員をサポートしています。

 

 25日、今年度から生産を始める新温泉町竹田の本多誠さんのほ場で開いた講習会には、美方支部の会員9人が参加。同協議会の杉本克行会長が、土作りや畝の作り方を説明し、定植から支柱を立てて誘引するまでの作業を実演しました。杉本会長は、「収穫できる頃には樹が大きくなるので、生育を考えて畝間を広くするように。とにかく栽培暦に忠実に作業をすること。日々ピーマンを観察し、異常があったら一人で悩まず、いつでも相談してほしい」と呼びかけました。

 370本を定植する本多さんは、「机の上の講習会ではなく、実演してもらったのでとてもわかりやすかった。わからないことは先輩やJA職員にすぐ相談するようにしたい」と話していました。