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「たじまピーマン」出荷始まる

2014.06.19

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 夏秋ピーマンの産地・但馬地域で6月13日、今季のピーマンの出荷が始まりました。今年は天候に恵まれ、生育は順調。今年度は但馬全域で、175人の生産者が約10haで「たじまピーマン」を生産しています。出荷先は京阪神や地元の市場で、11月下旬まで。全体で600tの出荷を目指します。

 

 JAたじま管内のみかた支部(美方郡)では、今年度新たに5人が仲間に加わりました。その一人が新温泉町湯の西村彩さん。父の敏夫さん、母の和代さんの3人で50本のピーマンの栽培を始めました。彩さんは、「来年は、150本に挑戦したい」と意気込んでいます。

 

 自分のペースでできることと、小さい頃から父の畑を手伝っていたことなどが農業を始めたきっかけ。そして、寒暖の差が大きいこの地域が栽培に適していたこと、収量が多いこと、JAの広報誌で生産者を募集する記事を目にし、講習会などに参加したことなどがピーマンを選んだ理由だそうです。

 

 西村さんが初めて出荷したのは6月16日。前日の夕方に3人で収穫し、傷がないか一つ一つ丁寧に選別して、翌朝に温泉営農生活センターに持ち込みました。西村さんは、「雨や風が強い日はピーマンのことが心配だった。初めての収穫は、立派な実がついていて感動した。最後までがんばって出荷したい」とうれしそうに話しました。

 

 ピーマン生産者で構成するピーマン協議会は、産地の規模拡大と活気ある産地を作るため、講習会やほ場巡回などを実施して、誰でも安心して栽培できる体制づくりに力を入れています。