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座談会で不安解消 一緒にピーマン始めませんか

2016.02.25

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 JAたじまの基幹作物として但馬全域で栽培する夏秋ピーマン「たじまピーマン」の販売高が平成27年度、初めて2億円を突破しました。28年度は今年度より15人増の200人、栽培面積13ha、11万本の栽培を目指します。各支部で産地の強化に向けた活動が始まりました。

 全体の売上の約4割を占める豊岡市但東町の但東町野菜生産組合ピーマン部会では2月24日、ピーマンの生産者を増やそうと座談会を開きました。ピーマンの栽培に興味を持つ組合員3人が但東支店に集まりました。

 座談会ではJAの営農相談員が、ピーマン栽培の特徴や今年度の販売実績、栽培から出荷までの作業などについて説明したあと、同部会の羽尻宏部会長が経験談を話しました。

 栽培歴9年の羽尻部会長は、今年度1350本を定植。1本当たりの収量は全体の平均を4kgほど上回る自身最高の11kgを収穫し、売上も良かったことを報告。600本から始め、始めて1、2年はピーマンに病気が発生し植え付けた分の5割しか獲れないこともありました。しかし、失敗したことで多くのことを学んだそう。ピーマンは停滞水に弱いため、排水性の良いほ場を選び、畝を高くすること、毎日観察し病気への対応を早くすること、栽培暦通りに作ることなど。「手を掛けた分だけ返ってくる。まじめに取り組むことが大事。困った時は一人で悩まず近くの先輩やJAにすぐに相談して」と参加者を後押ししました。

 参加者の一人は、「退職を機に始めようと思っているが野菜の栽培経験がなく不安だった。身近に頼れる人がいることは何より心強い。不安より期待感が大きくなった」と話していました。