岩津ねぎ

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岩津ねぎ販売解禁 関係者ら初出荷祝う

2015.11.25

 JAたじま岩津ねぎ部会は11月22日、朝来市特産の岩津ねぎの出荷を始めました。今季は、6月末からの定植期に雨が多かったことから定植が遅れました。その後の高温や9月の多雨、10月の干ばつなどの影響で平年以上に生育がばらつきましたが、生産者のこまめな土寄せ作業などの管理により生育は回復。初日は、392ケース(1ケース3kg)を県内の市場へ出荷しました。12月半ばの出荷最盛期には日量1,200~1,300ケースを出荷し、3月中旬まで、阪神間、関東や地元の市場へ10万ケースの出荷を目指します。

 23日の販売解禁を前に、同部会は22日に和田山営農生活センターで出荷式を開きました。部会役員、行政職員、運送業者やJA役職員ら約30人が出席し、岩津ねぎの初出荷を祝いました。

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 式では、太田垣哲男専務が、「JAはメール配信サービスの実施や加工品の開発など、生産者の手取りを向上するために力を入れていく。生産者とJAが一体となって、より良質な岩津ねぎを消費者へ届けよう」とあいさつ。行政職員が、転作や農業用機械に対する助成などで生産者をしっかりと支援していく考えを示しました。生産者を代表して同部会の井上文夫部会長が太田垣専務へ荷渡しし、初荷を積んだトラックを万歳三唱で見送りました。式後は、岩津ねぎを使った汁や天ぷらを振る舞い、出席者らは冬の味覚を味わいました。

 同部会の井上部会長は、「天候に左右され、作業の遅れを心配していたが、今年も立派な岩津ねぎができた。岩津ねぎを待つ消費者に少しでも多く届けられるよう、しっかり管理して数量を確保し、安定的な出荷を目指したい」と意気込んでいました。