岩津ねぎ

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チェーンポットで省力化 良質な苗作ろう

2016.04.13

 生産農家250戸、栽培面積30haを目指して、朝来市の特産品「岩津ねぎ」の平成28年度の栽培が始まりました。JAたじま岩津ねぎ部会は4月12日、4月下旬の播種時期を前に育苗の講習会を和田山農業倉庫前で開きました。部会員約30人が参加し、優良苗の生産に向けてチェーンポット育苗の注意点などを学びました。

 部会員の約4割が導入するチェーンポット育苗は、紙製の鉢で苗を育て、専用の移植器を使うことで苗が数珠状につながったまま等間隔で簡単に植え付けられるものです。身体的に負担が大きい定植作業を、立ったまま簡単に行い省力化できることから、同部会では積極的な導入を呼び掛けています。

160412cp.jpg 講習会では、メーカー社員とJA職員が、チェーンポットを使った播種の方法や育苗時の水やりなどについて説明。乾湿の差が大きくならないよう適度に水をやることや、6月下旬の定植期に合わせ、暦に沿った育苗を促しました。

 今年度から岩津ねぎの栽培を始める、朝来市和田山町の田中慎志さん(写真右)は、栽培面積約20aのうち、半分の約10aでチェーンポットを使って育てた苗の栽培に挑みます。講習会ではメーカー社員に教わりながら、実際にチェーンポットを使って播種を体験しました。田中さんは、「少しでも良い苗を作り、良質な岩津ねぎを多く出荷したい」と意気込んでいました。