岩津ねぎ

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機械で定植作業を省力化

2016.06.24

 朝来市の特産「岩津ねぎ」の生産者で組織するJAたじま岩津ねぎ部会は6月23日、苗の植え付け時期に合わせて、簡易移植機の使い方を指導する研修会を開きました。枚田農業倉庫前と朝来営農生活センターの2会場で開いた研修会には合わせて部会員33人が参加しました。

 同部会が導入する簡易移植機「ひっぱりくん」は、チェーンポットと呼ばれる数珠状に連なった紙製の鉢で育てた苗を等間隔で簡単に植え付けられます。腰などに負担がかかる定植作業を立ったまま簡単に行え、倒れなどによる植え直しの手間も省けることから、部会員の約4割が導入しています。

160623negi.jpg 研修会ではメーカー社員が、簡易移植機を使って苗を植え付ける時の注意点や、苗を植える深さの調整方法などを説明。

 また、JA職員が、事前に確認した部会員のほ場で一部病害虫の発生が見られたことなどを報告し、罹病した株の処分や予防的な防除を呼び掛けました。

 参加者は、「負担が減ると作業の効率が上がるしやる気も出る。省力化できるところは省力化して、良質な岩津ねぎを少しでも多く生産したい」と話していました。