岩津ねぎ

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岩津ねぎ販売解禁 出荷式を開催

2016.11.24

 JAたじま岩津ねぎ部会は11月22日、特産の「岩津ねぎ」の出荷を始めました。今季は、日照不足と多雨が生育に影響。適期に作業ができない状況が続いたことなどから、全体的な生育は平年に比べ30~40日遅れていますが、病害虫などの被害は少なく品質は良好です。土寄せなど、生産者のこまめな管理作業によって生育は徐々に回復していて、JAの担当者は、「今後、気温が下がるにつれて、甘みを増した良質な岩津ねぎの出荷が増える」と見込んでいます。

 初出荷のこの日、同部会は岩津ねぎの出荷式を和田山農業倉庫で開催。約400ケース(1ケース3kg)を地元、神戸や姫路など県内の市場へ出荷しました。良質な岩津ねぎの出荷量が増える12月半ばごろからは、大阪や関東へも出荷します。このほか、県内外のスーパーなどでの試食販売やイベントを通じて岩津ねぎをPRし、更なる普及拡大を目指します。

161122iwatunegi.jpg 式には、部会役員、行政関係者、JA役職員や運送業者ら約20人が出席。JAの友田達也常務理事(写真左)が、「岩津ねぎはブランドが確立されて認知度が高まり、市場からの引き合いが強い。岩津ねぎを待つ多くの消費者へ届けられるよう、JAは市場関係者と連携して販売に力を入れていく」とあいさつ。

 同部会の井上文夫部会長(写真右)が、目標とする10万ケースの出荷に向けて1ケースでも多くの出荷を決意し、友田常務へ荷渡しを行いました。出席者らは初荷を積んだトラックを万歳三唱で見送り、岩津ねぎの初出荷を祝いました。

 井上部会長は、「生育が大幅に遅れて心配していたが、上手に栽培している部会員もいる。需要が高まる冬本番に向けて、出荷量を増やしていきたい」と話していました。