養父市大屋町の明延鉱山探検坑道「明寿蔵(めいじゅくら)」で5月1日、純米吟醸酒「仙櫻(せんさくら)」の蔵入れ式が行われました。この酒は、大屋町の蛇紋岩地帯で2名の生産者が有機栽培した酒米、「兵庫北錦」と氷ノ山清水自噴水「ぶなのしずく」を使って、宍粟市山崎町の山陽盃酒造(株)が醸造。坑道内で約半年間かけて熟成させる、大屋町産にこだわった酒です。毎年、販売開始から1・2か月で完売するといいます。
この日、行政や酒造会社、生産者、JA等が明寿蔵前に集まって蔵入れを祝いました。同社の壺阪興一郎代表取締役は、「今年は例年に増していい酒ができた。地産にこだわったこの酒を通じて、大屋町を知ってもらい、振興の一助になれば」と話していました。
生産者の1人、栗田一夫さんは、「大切な地元の特産品なので、その原材料を作る喜びもひとしお。無農薬栽培なので雑草対策が一番大変だが、がんばって作っていきたい」と意気込みを語っていました。
今年度蔵入れした酒は1.8リットル入りを730本と720ミリリットル入りを670本。価格は1.8リットル入りが3,600円。720ミリリットル入りが2,200円。平均温度12度で熟成後、10月ごろから大屋町内の酒販店で限定販売されます。