食農・地域貢献

活動レポート

豊岡青壮年部がバケツ稲の栽培を指導

2014.05.19

 JAたじま豊岡青壮年部は5月15日、豊岡市立中筋小学校の5年生児童19人に、バケツ稲の栽培を指導しました。同部は、農業と食のつながりを伝えるため、市内の小学校などで農作業を指導しています。

 

140515seisou.jpg 児童らは、バケツに入った水田の土をかき混ぜ、慣れない土の感触にとまどいながらも、丁寧にコシヒカリの苗を植え付けていました。栽培の手順や管理する時の注意点などを部員に質問し、部員は一つひとつ丁寧に答えていました。作業をした男子児童は、「バケツでお米が育てられると聞いてびっくりした。近くに置いておけるので、どんな風に育つのかじっくり観察したい」と話していました。

 

 同部の吉岡亮部長は、「途中の管理も含めて、一人ひとりが責任を持って育てることで、収穫の喜びがより大きくなる。農家の大変さや喜びを知って、農業の大切さを感じてほしい」と話していました。

 

 同校では、地域の農業や自然をたいせつにする気持ちを育むため、同部の指導のもと、さまざまな農作業を体験しています。今年度は、稲がどのように育つのかを観察し、除草など生育途中の作業にも目を向けようと、より身近で栽培できるバケツ稲づくりに初めて取り組みます。収穫したお米をおにぎりにして食べるほか、稲掛けや稲わらを使ったしめ縄づくりなどを予定しています。

 

 また、26日には同校の1年生から3年生児童と同市立中筋幼稚園の園児らがサツマイモの植え付けを、28日には同校の4年生から6年生児童がもち米の田植えに挑戦します。