「やさしい有機農業教室」開校しました

2018.05.08

 180507yuuki1.jpgJAたじまは5月7日、「やさしい有機農業教室」を豊岡営農生活センターで開校しました。今年度はファーマーズマーケット「たじまんま」の出荷者にも周知して、但馬全域から32人の申し込みがありました。受講者は1月まで毎月1回、座学と実習を通じて有機農業の理論や具体的な栽培方法を学びます。
 兵庫農漁村社会研究所代表の保田茂・神戸大学名誉教授が同教室の塾長を、県農政環境部農林水産局の西村いつき参事が講師を務めます。実習畑では二人一組で長さ2.5mの畝を管理。完熟した牛糞堆肥やぼかし肥料、野草を活用した有機農法を実践してナスやピーマン、エンドウなどを栽培します。12月には収穫物をたじまんまで試食、販売する計画もしています。
 開校式には受講者、行政やJAの関係者あわせて約40人が出席。保田塾長は、「有機農業という言葉は『天地有機』が語源。大自然には法則があり、それを応用することで誰でも簡単に立派な野菜ができる。知識や技術を身に付け有機農法を実践してほしい」と話しました。
 第1回の今回は、有機農業の思想やぼかし肥料の使用方法、畝の作り方を学びました(写真)。たじまんま開店当初からの男性出荷者は、「座学だけでなく実習もあるのでわかりやすい。しっかり学んで、家族やお客さんにより安全なものを提供したい」と話していました。
 途中からの受講も受け付けています。お問い合わせは、事務局・JAたじま担い手支援課(TEL0796-24-6671)まで。