苗を植えよう

 

 野菜を少量しか作らない場合や野菜の栽培に慣れないうちなどは、苗を買った方が便利なときもあります。購入するときは、茎が太く子葉がしっかりとついたものを選びます。苗が元気に育つように、基本を学んでしっかりと植え付けましょう。

 

1.風の強い日は茎が折れてしまうことがあるので、苗を植え付ける時は天気の良い日を選びましょう。鉢植えの苗には2回ほど十分に水をやり、鉢の土をしっかり湿らせておきます。これは苗を勢いづかせるとともに、苗を鉢から抜きやすくする効果もあります。

 

2.苗をポットから出すときは、根鉢を崩さないように、人指し指と中指で株元を押さえて苗を逆さにし、ポットを上に外します。

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3.ピーマンやナスなどの果菜類を植え付ける場合

①畑が乾きすぎていたら根がしっかり張らない場合があります。畑が乾いている場合は、植え付ける前に植え穴にたっぷり水をやり、よく水分を行き渡らせておきましょう。水が引くのを待ってから植え付けます。

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②植え付けるときは、苗の形をよく見てから穴の深さを決め、深植えにならないよう、また、株元が低くならないように注意が必要です。

 

③鉢の土の上にわずかに土がかかり、株元が少し盛り上がる程度に植えます。土のかけ過ぎや深植えは禁物です。植えたら株元を手で押さえ、土を落ち着かせましょう。

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ネギやキャベツなどの葉菜類を植え付ける場合

①植え終わってから苗が倒れないよう株元を指先と手のひらで軽く押さえ、鉢の土と畑の土をなじませてやります。植え付け後は、株から少し離れたところに水をやりましょう。

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②植え付け後は、株から少し離れたところに水をやりましょう。始めのうちは、株の周りにかるく輪溝を作り、そこに水をやります。

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