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活動レポート

新温泉町に介護施設を新設

2014.04.14

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 新温泉町七釜に新築したJAたじま七釜デイサービスセンター「おおばの里」が、4月15日から事業を始めます。4月9日には竣工奉告祭を開き、神事の後に工事の完了を祝って、同JAの金子洋一組合長らがテープカットを行いました。

 

 JAの高齢者福祉事業は、平成4年の農協法の改正により、農協の事業に「老人の福祉に関する施設」が認められたことから始まりました。高齢化率の高い但馬地域では、合併前の旧豊岡市農協が、全国のJAの中でいち早く訪問介護事業に取り組みました。平成13年の合併以降、管内に4つの介護センターを開設し、平成14年には豊岡市の委託を受けて通所介護施設「豊岡市東デイサービスセンター」の運営を始めました。

 

 地域住民の要望を受けて新設した同施設は、木造平屋建て、延床面積は466.85㎡。浜坂温泉郷の一つ「七釜温泉」の街中に位置し、その立地を生かして源泉を活用した一般浴室と、リフト浴槽を備え付けた特殊浴室を設けました。温泉街に馴染むよう考えたデザインの外観と、明るく開放感のある建物に仕上がりました。また利用者と菜園ができるよう敷地内に畑も整備しました。総合的に福祉サービスを利用してもらえるよう、訪問介護と居宅介護支援サービスを提供する浜坂介護センターを併設し、リハビリ体操や歩行訓練なども取り入れる予定です。

 

 竣工奉告祭には、JA役職員、地元組合員、工事関係者ら約30人が出席。金子組合長は、「この施設が地域の福祉事業の拠点として、組合員や利用者の皆さんに総合的な福祉サービスを提供していきたい」とあいさつ。地元組合員の池田寿夫支店運営委員長は、「地域住民に有効に利用してもらい、楽しく健康になってほしい」と話していました。

 4月20日には、豊岡市に新築した短期入所生活介護施設「豊岡ショートステイ」の運営も始めます。

 

140409sitikama2.jpg登録ヘルパーの組織「ひまわりの会」は、プルタブ回収運動を行い、車椅子に交換しています。この日、1台の車椅子が七釜デイサービスセンターに贈られました。