小カブ
春の七草の1つであるカブ(スズナ)はアミラーゼが多く、生のまま食べれば胸焼けや胃もたれの解消、予防に効果があります。栽培に手間がかからず、煮物、漬け物、炒め物、汁物などさまざまな料理に使えて便利ですよ。
種まき | 9月下旬~10月中旬 |
収穫 | 11月~12月 |
畑の準備 | 日当たり、排水のよい場所を選ぶ。セルカ100g/㎡と堆肥3~4kg/㎡、元肥に作物名人400g/㎡をやり、深く起こす。表面の土はよく砕いておき、乾燥する土地では低畝にする。畝幅は1m。 |
1.くわでまき溝をつけ、条間30cmで2条まきにします。種をまいたら1~2cm程度、薄く土をかぶせます。土が乾いている場合は、種まき後、十分に水をやりましょう。
種まき後は、不織布でトンネルをかけましょう。トンネルをかけることで、害虫や霜などから野菜を守ります。
2.カブは、丁寧に間引きをすると大きさが揃います。子葉が開ききったときを目安に、込みすぎたところを間引いて株間を揃えましょう。
3.本葉が2、3枚になったら、込み具合をみて、本葉が虫に食べられてしまったものや葉が枯れてしまったものなど、生育の悪い株を間引きましょう。本葉が5、6枚ころ、株間が3cmになるように間引きます。
4.約60日後から収穫できます。根の直径が6cmくらいになったものから収穫しましょう。保存する際は、葉を付けたままだと球の水分が葉に奪われてしまいます。葉と球を切り分け、水分を逃さないように、葉はポリ袋に入れるかラップで包んで、球はポリ袋か新聞紙でくるみ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
株間がギュウギュウに混み合っていると、日当たり・風通しが悪くなり、病気にかかりやすくなったり害虫に食べられやすくなったりします。また、葉に日光を当てようとして、ヒョロヒョロと伸びてしまうこともあります。間引くことで、野菜の生育を活発にしましょう。間引く際は、隣の株を一緒に抜いてしまわないよう注意しましょう。 |