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2009年12月 アーカイブ

2009年12月 1日

晩秋の田んぼで

 11月30日、豊岡市出石町伊豆~宮内あたりの田んぼや水路で5羽のコウノトリがエサを採っていました。

▲水路を飛び越えるJ014
 
 5羽のうち2羽は今年6月に豊岡市城崎町戸島の巣塔から巣立ちしたJ013とJ014。それぞれ単独でエサを採っていました。

▲水路から飛び立つJ014

 この2羽は初めての冬を迎えます。生きものが冬眠してエサが少なるけど、がんばってね。

▲紅葉の山をバックに

2009年12月 2日

コウノトリの郷公園上空を舞う

 12月1日 兵庫県立コウノトリの郷公園の上空を3羽のコウノトリが舞っていました。翼を広げると2メートルもある大きな鳥。大空を舞う姿は、とても優雅です。


 
 先日、ある新聞社の方と一緒にこの近くを通りかかったところ、10羽以上のコウノトリが舞う姿を目撃しました。「何度か豊岡に取材に来ているけど、コウノトリが飛んでいる姿を見たのは初めて。大きくて、きれいで感動しました。」とのこと。

 ここ数日、暖かいいい天気が続いています。青空と紅葉がきれいです。

2009年12月11日

霧のなかで

 12月5日の朝、豊岡らしい深い霧の中で3羽のコウノトリがエサをとっていました。

▲エサをとるJ004

 エサをとっていた場所は豊岡市森津。ここにいた3羽のコウノトリは、去年豊岡市百合地の巣塔から巣立った1羽(J004)と今年豊岡市出石町伊豆の巣塔から巣立った2羽でした。

 J004は水が張ってある水田で小さなエサをたくさん食べていたようです。

2009年12月18日

冬期湛水の田んぼにコハクチョウが

 豊岡のいくつかの田んぼでは、冬期湛水が行われています。

 一般的な田んぼでは稲刈り後から田植え前まで水を抜き、乾燥させますが、冬期湛水の田んぼでは11月ごろから田んぼに水を張り、生きものを育みます。

 12月10日、豊岡市百合地の冬期湛水の田んぼにコハクチョウ6羽が飛来していました。

 その近くの冬期湛水の田んぼでは、1羽のコウノトリがエサをとっていました。

 どんな生きものがいるのかな。

2009年12月30日

試練の冬

 12月25日と29日に相次いでコウノトリ死亡の連絡がありました。

 25日に石川県で発見されたのはJ018。今年8月に豊岡市出石町伊豆で巣立ったものの、一時保護され、11月10日に空に放たれた個体です。11月中旬から、京都府、福井県、愛知県、長野県、富山県、石川県あたりにいたことが分かっています。

 一方、29日に三重県で発見されたのはJ398。今年10月に豊岡市但東町唐川から放鳥した個体です。こちらは11月中旬から神戸市、和歌山県、三重県にいたことが分かっています。

 コウノトリにとって、生きものの冬眠などによりエサが減少する冬は過酷な季節です。

 この2羽の死亡によって野外で暮らすコウノトリは36羽になりました。無事に冬を越せますように。

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