たじまで農業

活動レポート

生育順調 轟大根出荷始まる

2016.07.01

160630todoroki1.jpg 養父市の杉ヶ沢高原で、夏ダイコン「轟大根」の出荷が始まりました。今季は、梅雨時期に入り播種作業が遅れ気味ですが、生育は順調。適度な降雨があるため太りが良く、作柄は良好です。轟大根の生産者で組織するJAたじまの轟大根生産組合では、11月上旬まで、地元の市場へ200t(2万ケース/1ケース10kg)の出荷を目指します。

 同組合では、標高750~850mの杉ヶ沢高原の冷涼な気候と柔らかい土壌を利用して、生産者5人が約6haで轟大根を栽培しています。きめ細かく、みずみずしい甘さが特長です。今季は、昨季より約1週間早く出荷を開始。初出荷となった6月23日は520kgを出荷しました。6月は気候が良く、初出荷後は品質、出荷数量ともに順調に推移しています。JAの担当者は、「このままいけば日量2tは維持できそう。今年の夏は猛暑の予報だが、干ばつに注意すれば目立った影響はなさそうだ」と見通します。

 同組合の木戸孝太郎組合長は今季、1.2haで轟大根を生産。日量300~400kgの出荷を目指します。木戸組合長は、「春先の突風でマルチがめくれるなどの被害があったが、生育には影響なく順調に出荷できている。みずみずしくて柔らかいので、大根おろしなど轟大根本来の味を感じてほしい」と話していました。