たじまで農業

活動レポート

品質良好 香住ナシ「二十世紀」出荷に向け 査定会

2016.08.24

11160821sasikae - .jpg JAたじまの香住果樹園芸組合は8月21日、美方郡香美町香住区で栽培されるナシ「二十世紀」の出荷に向けて、今季の出来具合を検査する品位査定会を同JA香住支店で開きました。今年は春の授粉交配時に低温に見まわれ生育が心配されていましたが、その後の天候にも恵まれ、出来は上々。査定の結果、平均糖度は昨年よりも0.7度高い11.0度。平均果重は344.3gでした。検査後、出荷日を8月29日に決定。出荷は9月中旬まで続きます。

 査定会では、36戸の生産者が持ち込んだ約100個のナシを同JA香住営農生活センター職員と新温泉町農業改良普及センターの職員が、一つ一つ手に取り大きさや糖度を調べました。

 同組合の野畑輝行組合長(65)は、「今年は雨が少なく玉太りが心配だったが、盆まで良天が続き、糖度も高くて出来栄えも良い。これからさらに糖度も増していく、出荷が楽しみだ」と話していました。

 町内のナシ生産者で構成する同組合の54戸が約17.5haで栽培しています。昨年は市場や贈答用として全国に148t出荷、今季は約180tの出荷を目指します。