幼稚園児が水田にアイガモ放鳥
JAたじまの豊岡あいがも稲作研究会は5月30日、豊岡市立三江幼稚園の園児や保護者ら24人と一緒に、豊岡市祥雲寺のほ場にアイガモのヒナを放ちました。アイガモのヒナに初めて触れた園児らは、「ふわふわしていてかわいかった」、「元気いっぱいにがんばれ」などと話し、元気に水田を動き回るアイガモを見守っていました。
同研究会は、安全・安心で良質なお米を作ろうと、平成8年に発足。田植え後の水田にアイガモのヒナを放ち、アイガモが動き回ることで、農薬や化学肥料を使わずに抑草や防除を行う「あいがも農法」を実践しています。平成26年度は、豊岡市内の生産者10人が691aで栽培し、21tの出荷を目指します。
同園と、隣接する同市立三江小学校では、環境教育の一環として、田植えや田んぼの生き物調査などを体験しています。同園の田中博文園長は、「地元の農業を知り、ふるさとを愛する気持ちを育てたい」と話していました。
同研究会の石田敏明会長は、「この体験が、環境に優しい農業を知るきっかけになってほしい」と話していました。
水田を元気に動き回るアイガモのヒナ