
代表・坪井良尚さんさん

ハウスを利用して、トマトとイチゴを栽培しています。トマトの出荷時期は6、7月と11、12月です。イチゴは高設栽培という手法で、5月下旬まで出荷しています。品種は、果肉がやわらかでみずみずしく、甘くて酸味が少ない「章姫」と、香りが強く甘みと酸味のバランスの良さが魅力の「かおり野」。土づくりに特にこだわっていて、にがりや昆布など海のものが多く入った有機肥料を主に使い、土中の微生物が働きやすい環境をつくるよう心掛けています。大粒で甘いイチゴをぜひ味わってください。

坂本正和さん

12月中旬から年末にかけて「しめ縄」を販売しています。このほか、秋には露地栽培のダイコンやハクサイ、春にはワラビやフキノトウなどの山菜も出荷しています。神棚に飾る「ごぼうじめ」、玄関などに飾る「大根じめ」、主に水回りや倉庫などに飾る「めがね」の3種類を、私は作っています。ごぼうじめは、2尺(60cm)、3尺(90cm)、6尺(180cm)と長さもいろいろそろえています。しめ縄は神様を迎えるために飾るものですから、一つ一つ手作業で丁寧に作っています。

谷元誠さん
春美さん

少量ずつですが、二人で年間30種類以上の野菜を栽培しています。冬場は、ダイコンやネギ、ミズナが主です。形など見た目も大事ですが、それより「体に良いものを作りたい」との思いで7年ほど前から有機農法を始めました。米ぬかや魚粉、油かすなどを混ぜて発酵させて作った「ぼかし肥料」を土づくりに使っています。有機農法で栽培したダイコンはみずみずしくて甘いと好評です。わが家ではお好み焼き粉に水を加えず、おろしたダイコンを使った「大根入りお好み焼き」が人気です。ぜひ一度お試しください。

武村 政広さん

一年を通して、シイタケやシメジ、エリンギ、ナメコなどのキノコ類を出荷しています。冷暖房設備のある空調施設を利用した空調栽培という栽培法で、四季を問わず周年での栽培が可能です。瓶容器や袋におが粉、ふすま、米糠などを混ぜ合わせた栄養たっぷりの培地を作り、そこにキノコの種菌を植え付けます。キノコはとても繊細な「生き物」で、培養や生育、熟成などそれぞれの栽培工程に適した温度や湿度があります。
いよいよ鍋のシーズンです。キノコは鍋料理に欠かせない食材の一つ。キノコの味、食感、香りを楽しんでください。

井上 完さん

ハウスを利用して5月中旬~8月中旬に大玉、10月上旬~11月中旬に中玉というように年に2期、トマトを出荷しています。食べた人からは「甘い」と好評です。トマトは実が熟していない青いうちに収穫しても、常温で置いておくと熟して赤くなりますが、私は完熟したものだけを収穫しています。樹上で真っ赤なに熟したトマトは、甘くて味も格別ですよ。その日に収穫して朝一番に店舗に持ち込みます。採りたての新鮮野菜が買えるのは直売所ならではの魅力。ぜひ完熟トマトを生で食べてみてください。トマト以外の季節の野菜も作っています。

橋本光江さん
直光さん

主人が栽培する季節の野菜を使って漬物を作っています。秋はキュウリとナスのぬか漬け、たくあん漬け、ラッキョウ漬けを出荷しています。ぬか漬けは米ぬかに塩や水などを混ぜて作った「ぬか床」に、野菜などを漬け込んで作ります。ぬか漬けの味はぬか床で決まるので、ぬか床作りはとても大切な作業です。わが家では祖母から教わった昔ながらの作り方で、一年で寒さが最も厳しい期間「寒の内」にぬか床を作ります。気温が低いこの時期の水は雑菌が少なく品質の良いぬか床ができます。主人の野菜作りでは、八鹿豚のふんを発酵させた豚糞など有機質肥料を元肥や追肥に使っています。

店長・吉井裕也さん

旬の素材などを生かしたジェラート「カップアイス」、生クリームたっぷりの濃厚プリン「アーモンドブリュレ」、厳選した3種類のチーズの深い味わいが楽しめるチーズケーキ「ガトーフロマージュ」を出荷しています。酪農から加工、販売までの一貫経営を生かして、どの商品にも飼育しているジャージー牛の搾りたてのミルクを使っています。ジャージー牛のミルクは乳脂肪分が高く、コクがあります。そのミルクで作るアイスは風味豊か、甘さ控えめで後味もあっさりです。

木下計介さん

エンドウやキャベツなど年間を通して約10品目の野菜を栽培しています。おすすめはズッキーニです。果実が円筒型で一見、キュウリのように見えますが、ペポカボチャの仲間なんです。油炒めや天ぷら、煮物などいろんな料理に合いますよ。旬は6月初旬から8月中旬です。

梶原泰輔さん

丹波黒大豆や岩津ねぎ、水稲などを栽培しています。作付面積が一番大きいのは丹波黒大豆で約1haです。大粒で煮ても皮が破れにくいのが特徴。色つやの良さや肉厚でもっちりとした食感が好評で、おせち料理に欠かせない食材の一つです。

井戸博之さん

季節ごとにミツバチの暮らしやすい場所に巣箱を移動させ、但馬の豊かな自然の中で元気なミツバチを育てています。ミツバチの活動が盛んになる5月、6月には、良質なはちみつが採れるトチノキがたくさんある神鍋高原などに移し、みつを採取しています。
トチの花などから作ったはちみつは風味とこくがあり、ファンは多いです。売れ筋は300gと600g。但馬の大自然を濃縮した本物の味をどうぞ。

桶生裕介さん

主に地元の津居山港、竹野港で水揚げされた但馬の旬魚を、干物や刺身、手作り惣菜にしています。"食卓にもっと魚を"の言葉を掲げ、小さなお子さまからお年寄りまで、そのおいしさを伝えられるよう工夫しています。
2月はハタハタ、ホタルイカ、エビ類等がおいしい季節です。ぜひ但馬の旬を味わってください。

北村章さん

助六寿司や焼きさば寿司などを販売しています。すし飯には但馬産の米と地元産の米酢を使っています。地元のおばちゃんたちが作るすし飯は、ほんのり甘く、子どもから大人まで親しめる味です。
店頭で販売しているのは、たじまんまだけ。脂ののったサバを香ばしくこんがりと焼き上げた焼きさば寿司、ぜひご賞味ください。

松島正巳さん

青い稲わらを使っています。しめ縄用に育てた稲を稲穂が出る前に青刈りし、なうまでの間、直射日光と湿気を避けて十分に乾燥させています。主に玄関や神棚、台所に飾るものを作っています。
しめ縄を飾る習慣には、神様を迎えるのに神聖な場所であるという事を示す意味があるそうです。しめ縄を飾って新年をお迎えください。

松永美穂さん

クッキーとラスクを手作りしています。できるだけ添加物を使わず、お子さまにも安心して食べてもらえる素材を厳選しています。クランベリーや抹茶を入れたものなど全部で約10種類。マカダミアナッツが入ったココア味のクッキーが一番の人気です。
今後はたじまんまでしか買えない限定商品も考えています。お楽しみに。
(松永美穂さん 前列右)

浅井文子さん

菌床栽培を始めて40年以上になります。良質なシイタケに育てるために、水分や光の量、温度、空調などの管理に毎日気を配っています。最盛期には、毎朝2時ごろから収穫を始め、袋に詰めてその日のうちにたじまんまに出荷しています。
9月中旬から5月まで出荷します。商品は1袋150g。ちらし寿司や茶碗蒸しなどにいかがでしょうか。

田中香代子さん

但馬を耕すという意味を込めて「耕但キッチン」と名付けました。食材は但馬産にこだわっています。餅米、うるち米は極力農薬を使わず育てられたものを使い、調理の直前に5分づきに精米しています。白米より栄養価が高く、繊維もあって体にもいいですよ。
青大豆や黒豆、金時豆などを入れた「豆まめおこわ」がおすすめ。秋には、栗やギンナンも加えて「お宝おこわ」になります。

長坂護城さん

工芸品、サカキ、ヘダラ、切り花などを出荷しています。
展示販売品は主に福を呼ぶ鳥といわれるフクロウを作っています。福を入れる籠をイメージして、福籠と漢字で書き、中に電球を入ることができます。縁起物として、灯りとして玄関先などにいかがでしょうか。
サカキ、ヘダラも出荷しています。芯が太くまっすぐに伸びたものが長持ちしますよ。

平谷芳文さん

サカキ、ヘダラ(ヒサカキ)、タケノコを出荷しています。
鮮度の良いもの。収穫したその日に出荷しています。わが家は山のふもとにあり、毎朝辺りが明るくなると山に入って収穫し、たじまんまが開店する前に店頭に並べています。
4月からJA主催の有機農業教室に参加しています。今後は有機農法で作った農産物の出荷も考えています。

和田利幸さん

乾燥ニンニク、黒豆、きな粉を出荷しています。
栽培面では農薬をできるだけ使わないようにしています。ニンニクは無農薬、黒豆はコウノトリ育む農法で栽培。その黒豆を加工し、今年からきな粉としても販売を始めました。
ニンニクを薄く切って乾燥させたニンニクスライス(20g・160円税込)。水で戻すだけの、手間いらず。肉料理はもちろん、カレーやパスタなどの隠し味にいかがでしょう?

梅谷幸男さん

特産の「朝倉さんしょ」を使った「山椒ジェノベーゼ」と「山椒味噌(白みそ・赤みそ)」の販売を昨年10月から始めました(各880円、税込)。山椒ジェノベーゼはバジルの代わりにサンショウを使ったイタリアンソース。サンショウの風味と刺激がたまりません。サンショウはウナギを食べる時にしか使わないあなた、お試しください。和食や中華はもちろんのこと、和風イタリアンにもフレンチにも合うんです。サンショウやショウガの佃煮もありますよ。