高品質で安定した出荷量を維持しよう 総会で決議

170328nannpakunegisoukainaka.jpg JAたじまの軟白ねぎ生産者組合は3月28日、総会を同JAの温泉営農生活センター(美方郡新温泉町竹田)で開きました。生産者、行政、JA職員など15人が出席。29年度は、栽培講習会やほ場巡回に力を入れ、生産者の栽培技術を高めて品質の向上を図ること、今年度に導入した包装機を活用して作業効率を高め、市場への安定出荷に努めることを決めました。また、秀品率が高く、袋詰めに適した品種の導入を進めていきます。

 同組合は28年度、生産者14人が約1.8㌶で栽培。生活協同組合(生協)コープこうべや神戸の市場に約8㌧出荷しました。8月までは順調に生育していましたが、9月の長雨が生育に影響。土壌の排水が追いつかず根腐れを起こし、生育遅れや白絹病などの被害で、出荷量が27年度を下回りました。同組合の尾﨑嘉孝組合長は、「天候に左右された年だった。29年度は、暦に忠実な管理で天候不順に負けないほ場をつくり、一本でも多く高品質なねぎを消費者に届けたい」と意気込みを語りました。

 このほか、新温泉農業改良普及センターの職員が、白ネギの栽培の注意点を説明。白ネギは加湿に弱いため、定植後は排水を徹底することや、土壌の温度が高く、乾燥しているときは土寄せを行わないこと、葉鞘部に土を被せないようにすることなど、注意を呼びかけました。