初収穫に向けて講習会で管理の徹底を呼び掛け

 株式会社やぶの花、兵庫県、JAたじまとJA全農兵庫で組織する「たじまりんどう」産地化プロジェクトチームは4月10日、今年度収穫を迎える栽培2年目の生産者を対象にした現地講習会を養父市八鹿町朝倉のほ場で開きました。農家13人のほかJA担当者らが参加し、収穫までの管理を学びました。

170410rindou.jpg 講習会では、多木化学株式会社の市位恵三主任技師と㈱やぶの花の高木規之取締役が、品質向上のための間引き、曲がりを防ぐためのネットの設置や、病害虫防除の注意点などを説明。

 収穫と株養成を考慮しつつ、病害虫の発生を防ぐために風通しや日当たりを良くするように間引くことや、病害虫は治療が難しいため発生前から予防的に防除することなどを呼び掛けました。

 講習会の参加者らは、同ほ場で実際に間引きなどを行いながら栽培の注意点を確かめていました。

 参加者の一人は、「いよいよ初めての収穫を迎える。病害虫などでこれまでの努力がむだにならないよう、学んだことを生かしてしっかり管理し、良質なリンドウを多く出荷したい」と意気込んでいました。

 

170410rindou2.jpg また同日、リンドウの栽培に今年度初めて取り組む生産者を対象にした講習会も開催。総合営農センターで開いた講習会では、同チームのメンバーが、ほ場の選び方や管理作業などを説明しました。

 JAでは今後も、栽培管理の適期に合わせて講習会を開き、さらなる産地の拡大に取り組みます。