無農薬米の豊作願い 園児らがアイガモ放鳥

170601aigamo1.jpg アイガモの力を借りて無農薬のコシヒカリ栽培に取り組む豊岡あいがも稲作研究会は6月1日、アイガモの放鳥式を豊岡市祥雲寺の田んぼで開きました。秋の豊作を願い、招待した地元の園児と一緒にひな21羽を田んぼに放しました。

 アイガモ農法は田植え後の田んぼにアイガモを放し、除草剤や農薬を使わずに米を生産します。アイガモが雑草や害虫を食べる上、泥をかき混ぜながら泳ぐことで草が生えにくくなります。同研究会は平成8年に発足。この農法による栽培を始めました。

 今季は市内の7人が、計約400aで取り組み、全部で600羽を放しました。ひなは7月10日ごろまで田んぼを泳ぎ回ります。前年より4t増の13tの収穫を目指します。

 近くの社会福祉法人みえ福祉会おもしろたのしみえこども園の5歳児34人が放鳥式に参加。田んぼの管理者、畷悦喜さんに手ほどきを受けた後、園児らは「お仕事がんばってね」と声を掛けながらアイガモをやさしく田んぼに放しました。同研究会の池上逸郎会長は「秋においしいお米が収穫できるようひなたちにがんばってもらいたい」と話しました。