「豊岡ぶどう」ブランドの強化と普及拡大を目指そう 総会で確認

180222budousoukai.jpg 特産「豊岡ぶどう」を生産するJAたじまの葡萄部は平成30年度、消費者の需要に沿った品種の生産拡大と、より高品質で安全・安心なブドウ作りを目指します。2月22日に同JA豊岡営農生活センターで開いた第50回通常総会で決めました。総会には、生産者、市場関係者、行政やJAなど関係者ら約50人が出席しました。

 同部では29年度、生産者42人で「ピオーネ」や「シャインマスカット」など25品種を栽培。豊岡市のふるさと納税謝礼品、贈答用としての全国発送や株式会社サザビーリーグ(東京都渋谷区)が展開する洋菓子店「パティスリー キハチ」などへ出荷。同JAファーマーズマーケット「たじまんま」や東京の「豊岡アンテナショップ」での販売促進活動など、地元内外へ積極的な販売と情報発信にも努め、28年度より0.3㌧増の2.3㌧を出荷しました。30年度は、消費者の需要により応えるため「シャインマスカット」や「安芸クイーン」などの皮ごと食べられる品種の増産と、安全・安心な農作物の証である兵庫県の認証ブランド「ひょうご安心ブランド」や豊岡市の認証ブランド「コウノトリの舞」の登録面積を拡げ、「豊岡ぶどう」のブランド力の向上とさらなる普及を目指します。

 同部の関光明部長(写真)は、「今後も生産者一丸となって、品質をさらに高めていき、消費者から求められる豊岡ぶどうを作っていこう」と呼びかけました。