「村岡米」をPR 消費者と田植えで交流

180520muraokamai.jpg JAたじまの村岡米生産組合と大阪市福島区吉野にある地米屋「米蔵人おくむら」は5月20日、「村岡米」の理解者やファンを増やそうと、都会の消費者を産地に招いた交流会を美方郡香美町村岡区森脇で開きました。交流会は、村岡米の田植えから稲刈りまでを、消費者、生産者、販売者らが一緒になって体験します。毎年開いていて、今年で15年目を迎えました。

 この日の交流会には、大阪から訪れた消費者家族や、同組合員、販売者、JA職員など約70人が参加。同組合員に教わりながら、田植え枠を使った手植えやサツマイモの植え付けなどを体験し、交流を深めました。参加者は、「農業に対する理解が深まり、食への関心が高まった。生産者と直に接することで、安心感を得られるのも交流会の魅力。村岡米に愛着がわいた」と話していました。生産者は、「消費者からおいしかったと聞くと、生産者冥利に尽きる。より多くの人に村岡米を知ってもらい、食べてもらえるよう、これからも交流会を続けていきたい」と話していました。

 同米は、有機質肥料を使い、農薬の使用を慣行の半分以下に抑えて栽培する特別栽培米コシヒカリ。中山間地域独特の気候である昼夜の温度差を活かして栽培する同米は、豊かな香りと、強い粘りと弾力があるのが特長です。お米のおいしさを競う「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で過去5回金賞を受賞しています。同組合員20人が約27㌶で栽培しています。