水稲農家の新たな収入源に アズキ栽培提案

180724azukihasyu.jpg JAたじまでは大規模農家向けに、水稲栽培と作業が分散でき、新たな収入源となる品目の提案を行っています。今回は、その中の品目の一つである大納言小豆省力化栽培について、7月24日に播種実演会を豊岡市下鶴井のほ場で開催し、水稲大規模農家25人が出席しました。

 実演会では、トラクター装着型の播種同時施肥機により16㌃の播種作業を行いました。参加者らは機械化による作業の効率を確認しました。

 実演会に訪れていた有限会社あしたの桒垣一夫取締役は、「昨年から約40㌃で栽培を始め、今年は60㌃ほど増やし、約1㌶で栽培している。大規模化において、機械による省力化の重要性を改めて実感している。JAには、今後も様々な情報提供と技術指導を期待している」と話していました。

 普及を担当する同JA担い手支援課の安達明宏TACは、「生産者の所得増大につながるよう、栽培技術だけでなく様々な情報も生産者へ伝え安定した収量確保に努めたい。また、担当部署との連携を密にして、産地状況を的確に実需者へ伝えることで、産地と実需の連携の強化に努め、アズキの産地としての基盤を確立したい」と意欲をみせました。